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日本酒のラベル 其の1
Let’s Nominication! MONONOFUです。
日本酒の基礎知識 第3回目は「ラベル」です。
皆さんは、ぱっと見て思わず「これだっ!」とジャケ買いしてしまうこと有りませんか?
今や日本酒のラベルはアートと言っても過言ではありません。
そんな日本酒の顔となるラベルですが、じつは書くべき情報もまた法律によって定められています。
今日はそんな「ラベル」について学んでいきましょう。
必要記載事項の表示
ご存知のように、日本酒の瓶の表と裏には「ラベル」が貼られています。
ここには、酒類業組合法によって記載を義務付けられた事項を原則として8ポイントの活字以上の大きさの日本文字で表示することになっています。
その事項とは以下のとおりです。
1.原材料
2.製造時期
3.保存や飲用上の注意事項
4.輸入品の場合は、原産国名
5.外国産清酒を使用した場合は、其の原産国と使用割合
原材料
特定名称を表示する清酒については、原材料名の表示の近接する場所に精米歩合を併せて表示します。
例えば、本醸造酒であれば次のように記載します。
原材料名 米、米こうじ、醸造アルコール
精米歩合 68%
製造時期
次のいずれかの方法で記載します。
・製造年月 令和3年1月
・製造年月 3.1
・製造年月 2021.1
・製造年月 21.1
なお、保税地域から引き取る清酒で製造時期が不明なものについては、製造時期に代えて輸入年月を「輸入年月」の文字の後に表示してもよいことになっています。
また、内容量が300ml以下の場合には、「年月」の文字を省略してもよいことになっています。
保存や飲用上の注意事項
生酒のように製成後一切加熱処理をしないで出荷する清酒には、保存もしくは飲用上の注意事項を記載します。
原産国名
輸入品の場合は記載する
外国産清酒を使用したものの表示
使用割合については、10%の幅をもって記載してもよいことになっています。
その他の表示義務
さらに、上記の5つとは別に、次の事項も必ず表示するよう清酒製造者に表示義務が課されています。
・製造者の氏名または名称
・製造場の所在地
・容器の容量
・清酒
(原料の米に国内産のみを使い、かつ、日本国内で製造された清酒に限り「日本酒」でも可)
・アルコール分
・発泡性があるものは、その旨を記載

- 商品名
銘柄名は、其の日本酒や酒蔵のブランドイメージを表現するように、工夫した書体やデザインで描かれる。 - 特定名称
純米酒、吟醸酒、本醸造酒などの分類を記載する。
ただし、特定名称酒の基準を満たす場合のみ、表示が認められる。 - 清酒
日本酒は酒税法上は清酒と呼称される。ラベルに記載する際は、清酒と日本酒のどちらを用いてもよい。 - 原材料
原材料が使用量の多い順(水は除く)に記載される。外国産の原料を使用した場合は、原産国も記載する。 - 精米歩合
特定名称酒では必ず精米歩合を記載しなければならない。原材料の近くに書かれていることが多い。 - アルコール分
日本酒はアルコール度数22%以下でなければならない。前後1%までなら幅を持たせて表示ができる。 - 容量
mlで表示される。一升瓶は1800ml、四合瓶は720ml。容量が300ml以下の場合は省略することができる。 - 製造者名
製造者の氏名または会社名と、その所在地を記載する。 - 注意
生酒の場合は「要冷蔵」と記載される。未成年や妊婦への注意喚起など、飲用上の注意もここに記載する。 - 製造時期
西暦または和暦で記載される。ただし、300ml以下の酒は年月を省略してもよい。
なお、製造日とは瓶詰めされて出荷出来る状態にした日のこと。
表示してはいけない事項
一方でラベルに表示してはいけない事項についても規定があります。
- 酒の製法、品質等が業界において「最高」、「第一」、「代表」等最上級を意味する用語
- 官公庁御用達又はこれに類似する用語
- 特定名称酒以外の清酒について特定名称に類似する用語
(例)「吟醸の香り」「米だけの酒」
ただし、特定名称に類似する用語の表示の近接する場所に、原則として8ポイントの活字以上の大きさで、特定名称の清酒に該当しないことが明確に分かる説明表示がされていれば認められる場合もある。
以上これらは、清酒の容器又は包装に表示してはいけません。
このように、ラベルは消費者の商品選択に資するために設けられたものとして、正確な商品情報を伝える場となっています。
ラベルの情報をチェックすれば、その日本酒の基本的な情報を得ることが出来ます。

いろいろと決まりがあるんですね。
ところで、ラベルの形状にも何か決まり事があるんですか?

良い質問じゃ。
ラベルの形状については特に決まりはないんじゃ。
いま見てきたように、表示する内容には細かな規定があるんじゃが、形やデザインには定められておらんので自由に決めることができるのじゃ。
ラベルは商品の印象を決める顔じゃからの。最近は各酒蔵が趣向を凝らしておるので、色々なバリエーションが存在しておるぞ。
わしのコレクションからいくつかみせてやろうかの。







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